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「呉竹 透明水彩 12色パレット」部門でグランプリを受賞した真(しん)さんに、コンペ応募のきっかけや、受賞作品の制作裏話などのお話を伺いました。
グランプリ受賞作品「星空」
山井:真さん、グランプリ受賞おめでとうございます!グランプリを受賞されたお気持ちをお聞かせください。
真:一次審査通過のメールをいただいた時点でびっくりしたのに、まさかグランプリまで受賞できると思っていなかったので、本当に嬉しいです!
山井:改めておめでとうございます!
早速ですが、真さんの経歴についてお伺いします。いつ頃からイラストや絵を描き始めたのでしょうか?
真:中学校1年生のときです。
山井:絵を描き始めたきっかけとかはありますか?
真:絵が好きな親戚から、絵の描き方の本をおさがりで貰い、中学校1年生のときに、胆振東部地震が起きて学校へ行けなくなったタイミングで、その本を見ながら絵を描き始めたのがきっかけです。
山井:震災の影響からできてしまった時間で絵を描かれることになったのですね。
ちなみに現在はどのような絵を描いていますか?
真:今回、グランプリ受賞した作品のようなタッチの絵を描くことが多いです。
大学に入ってからはキャンバスで描き始めるようになり、今はアクリル絵の具で描くのにはまっていますね。
アクリル絵の具で描かれた作品
山井:大学でも絵を描かれているということですが、何を学ばれているのでしょうか?
真:大学で美術工芸学科を専攻しています。
美術全体を学べるような学科で、彫刻やガラス・絵画などを学んでいます!
山井:幅広く学ばれているのですね。
今回、このコンペに応募したきっかけはなんでしょう?
真:大学生の間に何かコンテストに応募したいなと思い、公募サイトでいろいろ調べていると、たまたま「呉竹水彩アートコンペ」を見つけて応募しました。
山井:ご応募いただけてとても嬉しいです!ありがとうございます。
今回の作品では、少年と星座・星屑を中心に描かれており、きらびやかで独創的な印象の作品でした。作品のテーマや、表現しようと思った世界観・題材があれば教えてください。
真:青色がすごく好きで「青色を使いたいな」と考えたときに「星空いいじゃん」と思ったのがきっかけです。
星空は青色も使えるし、キラキラした感じが自然と表現できるかなというのと、自分の好きな星座とキラキラした星屑をイメージして描きました。
山井:そうなのですね、発想が柔軟で素敵です!
作品を描くにあたって難しかったことがあれば教えてください。
真:少年の顔ですね。
空を見上げていっぱいの星を見て、感動している表情やそれに対する驚きや喜びを表現するのが難しかったです。
山井:初めに作品を見たときに、きらびやかで可愛らしさを感じる作品だったので、少女かなと思っていました。
実際は、少女ではなく少年だと聞いて「少年だったんだ」という驚きと、テーマを聞くことで作品テーマに対する納得感がより強くなりました。
真:ありがとうございます。
星座と星屑
感動・驚き・喜びが入り混じった表情
山井:呉竹 透明水彩 12色パレットの使い心地はどうでしたか?
よく使われた色などあれば教えてください。
真:透明水彩12色パレットは絵の具を出す手間もなく、水と筆さえあればすぐに使えるし、便利で嬉しいです。
水溶けも良く、色の濃さの調節もしやすかったです。あと、白も入っていて嬉しかったです。また、プルシアンブルーが入っていると思うのですが、私の好きな色だったのでとても嬉しかったです(笑)。
よく使った色は、カーマインレッド・バーミリオン・レモンイエロー・プルシアンブルー・白・青を中心に使用しました。
山井:ありがとうございます!
最後に今後の目標や抱負・夢があれば教えてください。
真:今はまだ明確には決めていないですが、絵を描くことをメインとした仕事でなくても、ずっと絵を描いていたいなと思います。
また、昔から絵本の表紙がすごく好きなので、絵本の挿絵を描いてみたいなとは思っています。
山井:「ずっと絵を描いていたい」という思いから本当に絵がお好きなことが伝わってきます。
絵のお話をされているときはとても幸せな表情をされていますので、その想いが作品にも表現されているんだなと思いました。
真さんの今後のご活躍を、心より応援しております!お時間ありがとうございました。
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