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 2022年2月、今回で第2回目となる呉竹水彩アートコンペでグランプリを受賞した高橋 真代(たかはし ましろ) さんに、コンペ応募のきっかけや、受賞作品の制作裏話などのお話をお伺いしました。
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審査風景:全282作品の中からグランプリ1名が選出された。 
山井:高橋さんグランプリ受賞、おめでとうございます! 今日は高橋さんにいろいろとお伺いしていこうと思います。 

高橋:
ありがとうございます!! まさか受賞すると思っていなかったのでうれしいです!よろしくお願いします。
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山井:早速ですが、高橋さんの経歴についてお伺いします。いつ頃からイラストや絵を描き始めたのでしょうか?

高橋:
中学校で美術部に所属していたのですが、そのときから本格的に描きはじめました。 

山井:その頃はどのような絵を描かれていたのですか?

高橋:牛や鳥など、動物の絵を描くことが多かったです。牧場に行って描いたりしていました。北海道の根室市出身なのですが、北海道の中でもさらに辺境の地だったので、ちょっと行けば牧場があるみたいな感じでしたね。

山井:現在はどのような絵、作品を描かれているのですか?

高橋:今はデザイン専門学校に通っているので文字やポスターを作成することが多いです。デザインのモチーフとして花を描くこともあります。他には趣味でアニメ系のイラストを描いたりとか。 

山井:学校ではどのような活動をされていますか?

高橋:専門学校でグラフィックデザインを専攻しています。ロゴやポスター制作、パッケージデザインなどを学んでいる最中です。将来的には有名店のポスターやパッケージデザインに携われたらよいなと思っています。 
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グランプリ受賞作品「あの床屋。」 
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普段描かれている作品。 
山井:今回このコンペに応募したきっかけはなんでしょう?

高橋:
学校で担任の先生から紹介されたのですが、入学して間もなかったので環境に慣れるのに忙しかったという理由もあり、やめておこうかと思っていました。ですが、先生から「本当にみんなやらないの??」という念押しの一声があり、友達と一緒に応募することを決めました。

山井:先生ありがとうございます!弊社からも感謝を伝えたいです。ちなみに、水彩アートコンペ以外にこれから応募してみたいコンペなどはありますか?

高橋:絵本のコンペやポスターコンペに応募したいと思っています。同じ画材を使っても人によって表現が違ってきますが、絵本やポスターだとそれが特によくあらわれるかなと思いますね。
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​高橋さんのおじい様が営まれている理容店
山井:今回の受賞作品では、理容店や猫、それを囲む植物などが描かれていますが、作品のテーマや、表現しようと思った世界観・題材などあれば教えてください。

高橋:
実は私の実家でもある、祖父がやっている理容店をモチーフにした絵なんです。このコンペに応募するときは、まさか自分がグランプリを受賞すると思っていなかったので、絵を祖父にプレゼントしようと思って描きました。

山井:そうだったのですね!絵の中に独特なモチーフがたくさんちりばめられています。これらは実際におじいさんのお店にあるものでしょうか?

高橋:
そうですね。懐かしさを表現したかったので一つ一つ思い返しながら描いていきました。特に中心に描いたサインポールは50年近くずっとあったものなのですが、台風が来た時に割れてしまいすごく残念だったので、いつか描こうと決めていました。

他にもお店の窓枠や、飼っている猫も描きました。田舎の理容店なので散髪した後、お客さんとコーヒー飲みながらゆっくりお話しすることも日常茶飯事だったのですが、その時に使っていたコーヒーカップも描いています。実際に庭に植えられていた、グラジオラスとコスモスの花も描いたのですが、これらは祖父と祖母を表しています。そういったノスタルジックな雰囲気をいっぱい詰め込みました。ホームシックだったんだと思います(笑)

山井:作品を描くにあたって難しかったことがあれば教えてください。

高橋:構図を考えるのが難しかったです。普段、あまりいろんなものを詰め込んで描かないので参考作品を見たりするのが楽しかったです。いままであまりしてこなかった表現に挑戦できてよかったと思います。
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混色で塗られた中央のサインポール
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理容店でお出ししているコーヒーカップ
山井:透明水彩パレットの使い心地はどうでしたか?よく使った色などあれば教えてください。

高橋:
普段あまり水彩の道具を使わないのですが、水溶けや発色がよく、とても使いやすかったです。グラスグリーン、ブルー、ディープグリーンをよく使いました。中心に描いたサインポールの色にどうしてもこだわりたくて、グラスグリーンとブルーを混ぜたらすごく理想の色ができました。

山井:今回、受賞作品が商品のパッケージとして発売されますが、いかがでしょうか? お気持ちをお聞かせください。

高橋
すごく嬉しいです!最初連絡をいただいたとき、本当に信じられなくて手が震えていました。早くみんなに言いたい気持ちをぐっと抑えておりました。みんなに「買え~」って伝えます。

山井:最後に、今後の目標や抱負があれば教えてください。

高橋
これから就職にむけてどんどん作品を作っていきたいです。私は一つの作品に時間をかけすぎてしまいがちなので、もっとたくさん種類を作っていろんな人に見ていただいて、喜んでもらいたいという気持ちが強いです。人に喜んでもらうのが大好きで昔から絵を描いていたので、それを就職にも生かしていけたらと思います。

山井:私もこの絵を見て喜んだ一人です。高橋さんの今後のご活躍を、心より応援しております!お時間ありがとうございました。

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株式会社呉竹

〒630ー8670  奈良県奈良市南京終町7-576

お問い合わせメールアドレス:wwm@kuretake.co.jp

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